“Once”
ニュー・アルバム“Once”特集
アルバム“Once”
- 発売日
- 2004年6月7日
- 2004年7月21日 (日本盤 -Universal International)
- 2004年10月5日 (アメリカ盤 -Roadrunner Records)
- トラックリスト
-
- Dark Chest Of Wonders (♪)
- Wish I had An Angel
- Nemo (♪)
- Planet Hell (♪)
- Creek Mary's Blood
- The Siren
- Dead Gardens
- Romanticide
- Ghost Love Score
- Kuolema Tekee Taiteilijan
- Higher Than Hope
- White Night Fantasy (bonus track)
- Live to Tell the Tale (bonus track)
試聴するには♪をクリック!
- もっと試聴する!
-
- Nuclear Blast > Nightwish > [audio] / [video]
- Roadrunner Records > Nightwish > Music / Video
- umusic.ca > NIGHTWISH
シングル“The Siren”
- The Siren CDS (Nuclear Blast)
-
- The Siren (edited version) (3:46)
- The Siren (album version) (4:45)
- The Siren (live version) (4:47)
- Symphony of Destruction (live version of MEGADETH classic) (4:19)
- Kuolema Tekee Taiteilijan (live version) (3:52)
- The Siren MLP 10" (Nuclear Blast)
-
- A
-
- The Siren (edited version) (3:46)
- The Siren (album version) (4:45)
- B
-
- The Siren (live version) (4:47)
- Symphony of Destruction (live version of MEGADETH classic) (4:19)
- Kuolema Tekee Taiteilijan (live version) (3:52)
- The Siren CDS (Spinefarm Records)
-
- The Siren (edit)
- The Siren (album version)
- The Siren (live)
- Kuolema tekee taiteilijan (live)
シングル“Kuolema Tekee Taiteilijan”
- Kuolema Tekee Taiteilijan (Spinefarm Records)
-
- Kuolema Tekee Taiteilijan
- Creek Mary's Blood -orch.instr.score
- Symphony Of Destruction-live
- クオレマ・テキー・タイテイヤン (ユニバーサルインターナショナル)
-
- Kuolema Tekee Taiteilijan
- Symphony Of Destruction-live(live)
- Where Were You Last Night
- Wish I Had An Angel(デモ)
- Creek Mary's Blood(オーケストラ・ヴァージョン)
- Ghost Love Score(オーケストラ・ヴァージョン)
シングル“Wish I Had An Angel”
- Wish I Had An Angel - CDS (CD-MAXI)
-
- Wish I Had An Angel (album version)
- Wish I Had An Angel (radio edit)
- Ghost Love Score (instrumental version) - non-album-track
- Where Were You Last Night (Ankie Bagger cover) - new / non-album-track
- Wish I Had An Angel (demo version)
- enhanced part:
- Wish I Had An Angel (video clip)
- Photogallery
- Screensaver
- Wish I Had An Angel - MLP (10"MAXI)
- Side-A
- Wish I Had An Angel (album version)
- Where Were You Last Night (Ankie Bagger cover)
- Wish I Had An Angel (demo version)
- Ghost Love Score (instrumental score)
- Wish I Had An Angel - DVD-Single
-
- Wish I Had An Angel (video) (stereo & 5.1)
- Ghost Love Score (audio album version) (stereo & 5.1)
- Wish I Had An Angel (video - band performance version) (stereo & 5.1)
- The Making of "Wish I Had An Angel" Video (stereo)
- enhanced part:
- Photogallery
- Screensaver
映画“Alone In The Dark”(2004年秋ロードショー、主演Christian Slater/Tara Reid、監督Uwe Boll)にも使用されます。Nightwishのビデオ、映画ともに監督はUwe Bollです。
シングル“Nemo”
- Nemo - “Normal” -version
-
- nemo (From The Album "Once")
- Planet Hell(From The Album "Once")
- White Night Fantasy(Non-Album Bonus Track)
- nemo(Orchestral Version)
- Enhanced part: Studio footage
- Nemo - “Collector's Edition Digipack” -version
-
- NEMO (Album Version)
- Live To Tell The Tale (Non-Album Track)
- NEMO (Orchestral Version)
- NEMO promotional video (in M-PEG format)
- Nemo - “Mini-LP” vinyl-version - LIMITED TO 1,000 COPIES
- Side-A
- Nemo (4:28)
- White Night Fantasy (4:03)
- Nemo (Orchestral Version) (4:37)
- Planet Hell (4:39)
- Live To Tell The Tale (4:59)
- Nemo - “DVD” -version
-
- nemo (full-lenght stereo mix)
- nemo (5.1 mix)
- Planet Hell (5.1 mix)
- nemo promotional video
- The making of nemo
シングル“nemo”全曲がラジオ放送
現地時間4月4日、シングル”nemo”収録の全曲がフィンランドでラジオ放送されました。以下のような内容だったそうです。(Tuomasの言葉のみ記述されています)
■Liselleの投稿
このNemoと言う曲は、掲示板で憶測されていたのとは違って、潜水艦の艦長でもないし水族館の魚でもない。自分は誰なのか、自分はどこへ行くのか、という自分自身の日記の1ページなんだ。自分がどこからやって来たのかを知るのは自分自身だけで、そこへ戻ろうとするのも易しいことだろう。
Nemoを1stシングルに選んだのはとても論理的で容易な選択だったし、曲の長さ、構造、キャッチーなコーラスもその理由だ。
アルバムに収録されているこの曲を聴くのはとても複雑な気持ちだ。1曲の長さだけのストーリーしかなく、アルバム全体のアイディアの一部分しか含まれていないから、最初のシングルを選ぶのはいつも嫌なものなんだ。例えばこんな感じ: このアルバムは今まで作ってきた中で最も難解でリスナーには理解しにくいものかもしれない。一般の人に対しては最低もう1回以上は聴く必要があるだろう。ここにはすみからすみまで詰まっているんだから。
アルバムは完成したから、今更どうこう言えない。プロモに集中するだろうし、向こう1年間のギグのチケットももう売ってしまっているんだろう。その後バンドはそれぞれ1ヶ月は休みを取って、世界を旅するか君の別荘に遊びに行く必要があるかもしれないね。
[nemoがプレイされる]
Planet hellはおそらく最もタフで最も一直線の曲なんじゃないかな。そして最も弱い曲の部類でもあるかもしれない。でも何故シングルに入れるようになったかと言うと、この曲なしでは全体的に落ち着きすぎになってしまうからなんだ。もっとヘヴィなmättö(訳不明)も入れたかったんだけどね。
[planet hellがプレイされる]
White Night Fantasyには良い部分もそうでない部分もある。この曲の始まりは個人的にはファイヴァリットな1つだが、様々な理由でB面扱いになってしまった。アルバムの曲とはフィーリングが違いすぎた。繰り返すけど、この曲はセッション中でもベストのうちの1曲だったんだ。特にTarjaの声はごく最初の段階からね。とてつもないフィーリングがあるんだけどな!
[white night fantasyがプレイされる]
プロモ・ビデオ“nemo”
公式サイトのスタッフJarmo Lautamäkiによる撮影風景をチェック。フィンランド語ですがSonera Plazaもどうぞ。
ビデオ“Nemo”のドキュメンタリーがTV放送
現地時間2月18日、フィンランドで新曲のプロモ・ビデオ“Nemo”の制作ドキュメンタリーがテレビで放送されました。内容は撮影風景のほか、監督のAntti、Tuomas、Tarjaのインタビュー、さらに少しだけ新曲が聴けたようです。
■Anssiの投稿
昨夜フィンランドのTVドキュメンタリーで、先週撮影が行われたNightwishのニュー・ビデオ“Nemo”のメイキングが放送されました。 この放送の内容は、今までほとんど国外のアーティスト(Shania Twain、Ka-Ching, Westlife、Unbreakable、Celine Dion、Eminem……)を監督し、今回再びフィンランドで監督を行うことになったことです。
監督曰く、「自分の国でまた仕事ができるのが嬉しいし、最近までNWを聴いたことはあまり無かったけど好きになったよ」、とのこと。
彼のほかにTarjaとTuomasにインタビューが行われています。 Tuomasは、「誰かのコピーをするつもりはないし流行を追う気も無い。ただ自分のことをやるのみだ」と語りました。 また、「ビデオは期待していたよりもずっといい出来になる」とも語っています。
そして番組はビデオ撮影の模様へ。曲のほんの少しだけを聴くことが出来ましたが、ほとんどは曲の内容のトークで曲の全容はつかめませんでした。ここにまとめたものを書きます。
曲は片手でプレイされるピアノ・ソロで始まります。(メロディは後に出てくるコーラスの部分と同じもの) キーはEマイナーかBマイナーだと思います。ピアノのメロディは2回繰り返され(片手のみで)、全楽器(ギターやドラムなど)が入り込んできてきます! アレンジは“Ever Dream”のようでいてもっとヘヴィです。ピアノとバックのヘヴィな演奏の調和が興味深いものになっています。 最初のヴァースは今までに無い調子ですが、Tarjaは“Over the Hills~”や“10th Man Down”のようにかなり低いキーで歌い始めます。そしてコーラスでは歌は1オクターブ高くなり、まるでOceanbornの頃のような音域の高さ。“10th Man Down”を考えてくれても結構ですが、バック・ボーカルは入っていません。もちろんメロディは全く違うもので、非常に遠い親戚というか、おおよそそのような感じです。コーラスは美しく、曲全体は北極を思わせます(もちろんビデオの中で降っていた雪のせいかもしれません)。このドキュメンタリーでは、ピアノのソロがもう1度聴かれますが、イントロのメロディが繰り返されているのか曲中にさらにピアノのソロがあるのかはっきりしませんでした。Marcoはこの曲では歌っていないようです。
(以下略:この曲に対する感想など)
■Connection_errorの投稿
- 司会:
-
あるバンドが成功を望むとき、いい音楽もそうですがビデオもまたプラスアルファになります。 特に世界的な成功を望むならば、華々しいビデオで無ければなりません。 ヘヴィ・バンドであるNightwishはニュー・ビデオ製作にAntti Jokinenを起用しました。
Jokinenはハリウッドで有名になった人物であり、スター達の間で人気があります。彼は自分の価値を知っています、そしてそれがフィンランドのミュージック・シーンを手助けする理由です。 このビデオは先週ヘルシンキのHerttoniemiで撮影されました。
- Tuomas:
-
Antti Jokinenが「フィンランドのヘヴィ・メタル・バンドのビデオを撮りたい」と語っているのを新聞で見たからなんだ。
- Antti Jokinen:
-
どちらかと言うとメタルとオペラをミックスしたスタイルがすきなんだけれども、自分自身はロックに背景があるんだ。今ではNightwishを好きだけど、このプロジェクトが始まるまではNightwishを聴いたことはほとんど無かったんだ。Nightwishがうまく行っているってのは前に読んだことがあるけどね。それはともかく、ヘヴィ・メタルは好きだし、特に今回はフィンランドだからね。
初めて撮ったビデオはヘヴィ・メタル・バンドだったんだけど、最近はポップなものやヒップホップばかりだったんだ。今まで監督をしたビックネームはWill Smith、Roy……(注:不明)、Eminem、Shania Twain、Celine Dion、Shaggy、Westlife……あとは……Beyonce、Missy Elliott、大体そんなところ。ビックネームだけ挙げると、こんなところだろうね。
- レポーター:
-
初期に彼が撮ったのフィンランドのアーティストはSamuli EdelmannやLeningrad Cowboysといったものです。フィンランドのプロジェクトを手がけるのは実に4年ぶりになります。
- Antti Jokinen:
-
フィンランドの音楽を手助けしたいとは常に話してきたんだ。Now I have decided to put the talk.. I mean actions where the talk used to be. このプロジェクトはチャリティでもあるんだ。報酬は受け取らないし、プロデューサーもそう。全てをビデオ製作につぎ込むんだ。
- レポーター:
-
ハイレベルなビデオでもって海外進出をするとき、大きな予算が用意されます。ビデオ制作のためには、大規模な照明機材もきちんとしなければならず、世界標準の仕事が出来る職も必要となりました。
- Tuomas:
-
非常に高額なビデオになる。少なくともフィンランドのビデオとしてはね。撮影はほぼスタジオ内で行われて、バンドは青いバックを背にしてプレイするんだ。エフェクトは後から加えられる
- Ewo(マネージャー):
-
50万(~9万ユーロ)を費やしているし、次の作品も同様です。
- Antti Jokinen:
-
I flew here today and I leave tomorrow. We'll continue a week later. I have only had some time here and here in my schedule. Our special arrangements mostly mean that I and the band can be in the same place at the same time.
The videos I have done in the last few years, the "star culture" in them is getting so high, it becomes so hygiene and technical. I think it's nice to come here to Finland. I haven't filmed with a group this small for years. I know everyone by their name and this is like "making your own backyard" which is very good.
- レポーター:
-
大金をかけたビデオはフィンランド市場向けでは珍しいものです。その理由のひとつは、あまり放映されないからです。Levyraati(ビデオ数本が流れ、有名人がそれを評価するという番組)でしか放送されないビデオに大金を使う必要はありません。ただ、国外に目を向ければ出来が良く品質の高いビデオが重要になります。
- Tarja:
-
今やビデオはセールスのために重要。特にヨーロッパでは注目を集めるわ。
- Tuomas:
-
近頃はいろいろなところでビデオが放送される必要がある。少なくとも大きなプラスになることは確かだ。ミュージック・ビデオを作るのは、主に海外市場に向けてのものだ。とくにMTVだね。
- Pauliina Ahokas (Music Export Finland):
-
ドイツやアメリカではミュージック・ビデオ・チャンネルが力を持っているから、ビデオは重要なんです。その一方でイギリスではそれほど重要ではないようです。あまり多くの人に見られてるとは言えません。
- Tarja:
-
Antti Jokinenのおかげで人々はハイ・クオリティな作品だと考えてくれると思う。
- Pauliina Ahokas:
-
当然ビジネス的にも彼には名声があります。彼のビデオということでほぼ自動的にアメリカにわたり、MTVの元へも行くでしょう。彼がフィンランドのアーティストのビデオを作り出したということだけでもすごいことです。
- レポーター:
-
長い目で見れば、当然成功するためにはビデオよりも音楽のほうが重要になります。
- Tarja:
-
Nightwishは国外でのキャリアもある。わたしたちが皆に心から受け入れられて、国境を越えるチャンスを得られたことは非常にラッキーだった。
- Tuomas:
-
バンドは自身のアイデンティティを持たなければならない。誰かのコピーじゃなく、自分自身をね。
- Antti Jokinen:
-
MTVで放送され、ヨーロッパ中で放送されたとしてもこのビデオだけではまだまだ不十分。しかしいい音楽であればそこにオリジナルな要素ができて、ハイ・クオリティなものとして受け入れてもらえると思う。
なぜフィンランドのバンドがイギリスあるいはアメリカの市場へ行かなかったか、その理由のひとつはそれらの国であまりポピュラーじゃないジャンルだったからだと思う。例えばアメリカ人はHIMのような音楽を聞かない。これはバンドのせいではなく、大衆がいいと思って受け入れてくれるようなものではなかったということだ。
- レポーター:
-
変化は起こりそうですか? 権威あるBillboard誌では、この1年間で成長した音楽の国としてデンマークと同様フィンランドの名前を挙げました。
- Pauliina Ahokas:
-
もちろんBillboard誌がフィンランド出身のアーティストやバンドに興味を示してくれるのは、フィンランドにとって大変いいことです。
- Tuomas:
-
今でもいくつかのバンドはヨーロッパで既に人気を得ているし、明らかに上向きだ。同じことが起きることをを願っているよ。
- レポーター:
-
Nightwishのニュー・ビデオ「Nemo」は3月下旬に向けて準備が進んでいます。初放映はLevyraatiで行われます。100万マルカを費やした結果は未来が教えてくれるでしょう。
- Tuomas:
-
驚くべきことだよ。期待は大きい。まるで天候のようだけどね。
最後に、「すごくいい、すごくいいよ」とAntti Jokinen。